La raison pourquoi je vais pour le voyage

旅行とフィギュアスケートの観戦&鑑賞記録

スイス日記 2019.02‐3

2月9日

あまり寝てないけど、この日は行きたいところがあったし、翌日には早くもスーツケースを宅配に出す手続きをしなければならないのでだらだらする間もなく活動開始です。

 

この日は日中にやりたいことがあったので昼公演は見ずに夜の公演だけ見ようと決めていました。

部屋で荷物を整理していると別のホテルに宿泊中のお友達から連絡が。彼女たちも昼間は観光とお食事に行くそうなので、途中までにはなっちゃうけどご一緒させて頂くことになりました。

 

…そして、チケット業者からのメールはまだ届いていません…。

でも朝の時間はホテルのフロントもとっても忙しそうなので、また夕方ぐらいに時間が空いたころに相談しようと思い、ボストンバッグに荷物を詰めてホテルを後にしました。

 

待ち合わせはSwissotel。Oerlikonの駅前にあるホテルなので私が泊まっていたホテルからはトラムで向かう必要があります。いや、歩いても行けるけどさ。30分ぐらい歩けば。

11番のトラムに乗り込み、Art on Iceの会場であるHallenstadionの前も通ってOerlikonの駅で下車。

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Oerlikonの駅舎はこんな外観。古くてかわいい感じがしますが、写真に写ってないところなんかにはSpringliの新しいお店が入っていたりします。

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小さくてかわいい駅です。チューリッヒ空港から一駅。次の駅がチューリッヒ中央駅になります。

 

 

Oerlikonの駅前という便利な立地のSwissotelは以前私も宿泊したことがありますが、4年ほど前に改装工事をしていたのを覚えています。

その後、私は別のホテルに泊まるようになったから知らなかったのですが、改装した後の新しいロビーはこんな感じ。↓

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↑奥に謎のチーズオブジェ。


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↑現代美術館みたいなロビーです。

ロビーが改装中だったのは知ってたけど、部屋も改装したのかなぁ?部屋は工事して名買ったっぽかったけど。

このロビーから朝食会場に向かう途中の地下にトイレがあったのを思い出したので行ってみたのですが、鍵がかかっていました。もしかして宿泊者しか使えないの!!??せちがらくない???(でもロビーでWi-Fi使えたからせちがらくない)

 

 

Swissotelのロビーでお友達と合流し、さっそくまたトラムに乗ってチューリッヒ中央駅へ。そちらでまたお友達のお友達と合流して、私を含めて5人で旧市街のほうへ観光とお食事に行きました。

私はチューリッヒに何度も来ているのに1回ぐらいちょろっと観光しただけなのでほとんど土地勘がなかったのですが、合流した皆さんは「あっちのお店がかわいかった」「こっちに行くとおいしいお店がある」などチューリッヒを熟知!パイセン!ついていきやす!

 

そしてスイスグッズのお店見学を経て、お勧めのラクレットチーズフォンデュのお店に到着。
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↑牛。


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↑数少ない外食の機会に名物を両方一気にいただけるのはありがたい!

ラクレットはともかく、チーズフォンデュはやっぱり一人で食べるよりみんなと食べたいものなので大勢でわいわい行けてよかったです。

 


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↑5人で行ったのでラクレット3人分、チーズフォンデュ2人分を頼んでみんなでシェアしました。

これは目の前に置かれたラクレットオーブン。


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↑奥にはチーズフォンデュも!

スイスのチーズフォンデュは具材がパンしかないと思っていましたが、このお店では温野菜の盛り合わせとかお肉とかも追加することができました。

スイスで野菜を食べる機会があんまりないので(じゃがいもは除く←じゃがいもは野菜か?)迷わずお野菜を追加。


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ラクレットはプレーンチーズ、スモークチーズ、チリ(?)チーズの3種類をオーダー。これはプレーンのお皿。

ラクレットにはトマト、ピクルス、らっきょ?、ミニコーン、マッシュルーム、洋ナシ(!?)がついています。これらに溶かしたチーズをかけて食べるのですが、洋ナシ…チャレンジしなくてごめん…。でも帰ってきてから姉に聞いたら「白ワインと洋ナシにチーズ合わせるのはほかの国でもよくある」と言われて「…」と無言になりました。

 

一人一品頼まなきゃならないお店だったからいろいろ頼んだけど、じゃがいもとパンとチーズで結構おなか一杯になってむしろオプションで付けた温野菜が食べきれない羽目に!

でもみんなで一緒にわいわい食べたご飯はほんとに美味しかったです。ありがとうございました!

 

 

ここで私は次の予定のために皆さんとお別れ。ちょっぴり道に迷いながらトラムの駅を目指します。


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↑ここのお店は可愛いスイスグッズが売っていた模様。買わなかったけど。


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↑小雨が降ってきていたので写真がどれもこれも暗いんですが、旧市街からチューリッヒ中央駅に向かう道程です。

 

 

みんなと別れて向かった先は今回の旅の目的の一つである「海外のリンクでスケートを滑る」の目的のためのアイスリンク!

Hallenstadionのすぐ隣にはMesseがありますが、そのお隣がEisbahn Oerlikon、スケートリンクです。ここはArt on Iceの初日のずーっと前に早々にヴォロトラ夫妻がスイス入りした際に遊びに来ていた場所の一つみたいです。動物園とかいろんなとこアンジェリカちゃんと一緒に行っていましたよね。


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↑入り口で入場料を払います。今回はマイシューズを持ってきていたので滑走量だけで8CHFでした。114円≒1CHFだから900円ちょっと?スイスの物価の高さを考えると日本なら500円以下で入れる感じです。


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↑ロッカールーム。こちらのロッカーには鍵はついていません。鍵は自分で南京錠を持ってきてかける感じかな。今回持ってくるのを忘れたので貴重品だけ身に着けて鍵のないロッカーに他の荷物を入れておきました。別になんか取られるようなことはなかったけど、いろんな人が利用する施設ですし、ちゃんと自分のカギを持ってきておいた方が無難ですね。

 


屋内リンクに入ろうとしたら10歳ぐらいの女の子に「今は上級クラスの人たちが練習してるのよ!あなたはあっち!」と外のリンクに行けと注意されてしまいました。

「写真だけ撮りに行ってもいいのかな?」と聞くと「それは別にいいんじゃない?」とのお答えだったのでスタンドの方へ。マックスがターニャ達が遊んでるところ眺めていたところぐらいに行ってみました。
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↑どうやらシンクロの練習中らしかったです。

 

「あなたはあっち!」と言われたこっちは屋外リンクでした。

こはちびっこから友達同士で遊びに来てる人やら一人で練習しに来てる人やらが来ていて賑やかでした。賑やかと言っても都内のリンクなんかとは比べ物にならないぐらいすきすきだったので滑りやすかったですけどね。

ただ、日本でよくあるリンクと違って左回り、とかそういう制約は特になさげで割とみんな縦横無尽に滑っていました。


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ちょーっと雨上がりの屋外リンクなのでリンクの端っこの方には水たまりが…。

海外旅行傷害保険に入ってこなかったし、ヘルメットを借りそびれたので慎重に滑りました。

ちなみにヘルメットをかぶってないときには事故防止のためにも髪は頭の後ろでお団子を作ってクッション代わりにするとかニット帽をかぶるとかした方がよいとのことなので、お団子はできなくても(不器用すぎて)後ろ一つ縛りにしてこちらのニット帽をかぶっています。ニット帽超絶似合わないけど。

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↑こ、このロゴマークは…‼‼‼


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ひたすらひょうたんを繰り返し黙々と滑る怪しい東洋人でしたが、この時点で私の靴はすでにちょっと派手な感じになっていたので、滑っていたおばさまに「あなたの靴クールね!」と声をかけていただいたりしていました。えへへ。

 

もちろんせっかく持って行ったからマイシューズで滑っていたんですが、なんとここの施設の貸し靴はGRAF‼‼靴持って行ってたけど貸し靴借りてはいてみたかったなぁとか思ってしまいました。
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↑「もう滑るのやだ!」とか言って靴を脱いじゃったちびっこの貸し靴を撮らせてもらいました。


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結局2時間ぐらい滑ってリンクを後にし、お土産を買うためにCoopへ。

今回は極力お土産も買わないぞと心に決めていたので会社と家とホームリンクの方々にだけちょろっとCaillerのミニチョコ詰め合わせを買いました。いろんなメーカーもがいっぱいあるけどやっぱりCaillerのチョコが一番好き。いつかチョコレートトレインに乗ってCaillerのチョコレート工場に見学に行きたいです。(そのためにもぜひステファンにチョコレートトレインのシーズン中にショーを開催してもらわねば…‼‼‼)

 

 

いったんホテルに戻って荷物を置き、改めてフロントへ…。

夕方のこの時間はやはりチェックインの手続きも一段落してフロントは空いていました。

昨日話を聞いてくれたお兄さんがいたので声をかけると「メールは来た?」と。首を横に振ると改めてチケット購入時にやり取りしたメールやチケットサイトのログイン先の情報を確認して情報を整理したうえで電話連絡してくれました。

が、しかし!ここでフロントのお兄さんも憤慨することに!

チケットサイトに書かれている営業時間は午後10時まで。現時点で午後5時。しかしすでに本日の営業を終了しているとのこと!え!なんで!??

お兄さんも「ここにこうやって書いてあるのに!なんで奴らは仕事してないんだよ!」と怒っていました。さすがサービスを生業としてるホテルマン…。

不安そうにしていると、「普通はネットからチケットをプリントできるはずだから探すよ!」とチケットサイト内を色々いじくって探してくれました。

そうこうしているとホテルのほかのスタッフの方々も集まってきてくれて、長身男性3人が顔を突き合わせて相談してくれています。

なんかもう、この時点で「そんなに必死になってくれなくてもいいよぉ。多分サイトからプリントするのは無理だし、最悪座席位置はわかってるから安いチケット買ってそこに座るよ…」と思ってたけど、あまりにも喧々諤々話し合ってくれてるから言い出せず…。

メールボックス内をもう一度探しに行ってくれたり、郵便の追跡を試してみてくれたりして考えられることを色々やってくれました。

最後にもう一回チケットサイトに電話してくれて、翌日の営業時間を聞き出してくれました。でも翌日は日曜日なので昼間のわずかの時間しか営業していません。

「この時間なら営業してるみたいなんだけど、でも…」と言い淀みます。どうやらお兄さんは夜番なのでその時間には勤務してない、と。

「いつここを離れてしまうの?」と聞かれ「月曜日の早朝には」と答えると、頭を抱えて「明日の昼番の同僚にちゃんと頼んでおくから」と言ってくれました。

ここまでで約1時間。もう涙出てくるぐらいありがたくて「だんけしぇーん」としか言えなかった自分が情けなかった。

 

 

そしてその日の夜の公演ではステファンがC2Cで飛び出るところのほぼ真後ろ。

手すりがちょっと邪魔だけどステファンがサロメさんと一緒に出てくるところから見れたからラッキー。
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さらにはこの日の夜はアフターパーティーにも参加したわけだけど、アフターパーティーのステファンは半分仕事で半分プライベートなので割愛。ただ、アフターパーティーは別にファンサのための場ではないのでステファンに何にも対応してもらえないこともあるんだけど(ステージにすら上がらないこともある)、この日はちょこっとでも対応してくれてありがたかったです。感謝。

この日の夜は一睡も眠れなかったので翌日の昼間を棒に振ることに…。

Art on Ice 2019@Zurich Hallenstasion

2019年のArt on IceのテーマはTime to Time。

スチームパンクの世界観で作られた数々の舞台装置、衣装、照明、映像などで不思議な世界へ誘います。

 

2年間Art on Iceを見に来てなかったわけですが、そんな私には結構ガラッとショーの印象が変わった感じでした。それは良くなったとか悪くなったということではなく、方向性が変わったというか。

以前のショーもスケーターだけでなくステージ上のミュージシャン、ダンサー、映像と見どころは万歳だったけどそれでも主役はやっぱりスケーターという感じでした。特にステファンなどスタースケーターがやっぱり主役で。

それが今年は誰が主役のショーかと言われたら「ショー自体が主役」と答えたくなるような演出に変わっていました。

 

前々回ぐらいから設けられてるらしい明確なテーマとそれに沿った演目と演出。

正直、スチームパンクっていう言葉自体そんなに前から知ってたわけじゃないんですが、ちょっと前に「ニノさん」で「スチームパンクを世に広めたい」っていう人を見て、「ああ、こういうジャンルってスチームパンクっていうんだ」って知ったところでした。タイムリーだね。

 

そんなテーマに沿って繰り広げられる群舞多めの演出。Art on IceのFacebookには出演が告知されていたのに公式web siteには全然名前が載らなかったElladj Balde、Misha G、Ivan Righini君ですが、Art on Ice群舞スケーターに交じって大活躍でした。ほとんど出ずっぱりと言っていいじゃないかという感じで何度も何度も登場して、そしてただの群舞の一人としてじゃなくてちゃんとソロナンバーやソロの見せ場がたんまりある。はっきり言って、彼らのファンのほうがこのショー見てて楽しいんじゃない???といったぐらい。MishaのLove Yourselfの振付が可愛い。

vimeo.com

 

ミュージシャンも以前は後半にメインのミュージシャン、前半はちょっとパワーダウンしちゃうかな?って感じの数人のミュージシャンで請け負うことが多かった気がするけど(Leona Lewis2cellosだった年はスーパー豪華だったけど、それでもやっぱりLeonaだけをスーパースターだって紹介する演出だった)、今年は前半がスイスの超人気アーティストのStefanie Heinzmann、後半がステファン・ファンにはYou’re Beautifulでお馴染みのJames Blunt

 

私はStefanieさんを全然知らなかったし、Art on Iceの前にミュージシャンの予習なども全然しないのでStefanieさんがどんな声でどういうジャンルの歌を歌うミュージシャンなのかも知りませんでした。ただArt on Ice公式web siteに乗っている顔写真しかみてなかったので、何となく写真のイメージだけで勝手にカントリー歌手っぽいとか思っていました。

……すまん、全然違った。あのアラレちゃんめがねに騙されてた。

Stefanieさんはソウル・ポップミュージシャン。ボンテージ風な衣装に身を包んで、力強くハスキーな声で歌う姿は超かっこよかったです。

特に登場の演出がかっこよくてうぉぉぉぉぉ!!!ってなります。

ステファンがStefanieさんとコラボする曲はC2C。ステファンはロングサイドのショート寄りぐらいの位置の柵の上からリンクに飛び込んて登場!衣装は2部のプログラムで使う衣装のベストを脱いだだけのひらひらドレスシャツ!曲には全然合ってないけどまあよし!

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↑リンクに飛び込む前のスタンバイ中を激写

 

曲がノリノリなのでステファンの演技ももちろんノリノリ風。こういう曲調出の滑りだとあのゼブラっぽく見える金色のVersace(だったかな?)のシャツが脳裏によみがえります。

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↑ゼブラに見えるけど明確なゼブラではない。

でも私が見た回は残念ながらジャンプがあれれ?って思うことが多くて、後で感想を聞かれたときに言葉に詰まりました。とっさに「スーパークールで素敵だったよ!」とか言えればいいのに。

 

そう、今回のショーは舞台装置やら大道具やらめっちゃめちゃ豪華で(飛行船や天井からつり下がっているステージまで出現!)いつものショーよりお金かかってるなー!という印象があったんだけど、実はミュージシャンもスケーターもほとんどお着替えがなかったり、パンフや無料配布物のお土産がなかったり、いろいろ削れるものはがっつり削った印象。オープニングとフィナーレの衣装とか、確かに意味不明な衣装もたくさんあったけど(紫の妖精さんとか…)何気に楽しみにしてたんだけどな。

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↑紫の妖精さん

 

Tatiana Volosozhar & Maxim TrankovのLittle Universも本当に二人の世界にぴったりはまった曲。二人の魅力はともすれば「女性を輝かせるための男性」、あるいは「二人それぞれが主役」になりがちなカップル競技において「二人で一つ」であることだと思う。二人でやることなんだから当たり前のことなのかもだけど。ユニゾンっていうよりも溶け合っている感じ。もちろんダイナミックな投げ技は彼らの持ち味だけど、それら無かったとしてもうっとりと浸れるペアです。

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後半はいよいよJames Bluntの登場。

ピアノ、ギターを巧みに操り、切なく優しい歌声で泣かせてくれます。

もちろん代表曲のYou’re Beautifulも披露。でもこれはステファンではなくAljona Savchenko & Bruno Massotの平昌オリンピック金メダルペアが。

この2人の何がすごいって、完全にAljonaがペア界のリビングレジェンドで凄いんだけど、それに短期間でついていけて国籍まで変えて支えていけたBrunoってまじ凄くね!?ってこと。Aljonaが動きたいように、美しく見えるように、支え続けるBrunoマジI K E M E N☆

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ステファンはGoodby My Lover。とても気持ちの入ったエモーショナルな演技。

(しかし衣装がショーのテーマには沿ってるんだろうけどここのプログラムには全然合わさって無さげなところが口惜しい…)

途中ベンチに座って恋人へのメッセージをノートに書くという演技があり、その内容がスクリーンに映し出される。(もちろんステファンの字じゃないけど) 電車にのって出発する(愛する人と別れる?)前に愛する人への愛の言葉を綴る。

その後心臓(ハート)に手を置いて大切に気持ちを込めながら滑り、振り切るようにGoodby My Loverというサビの歌詞のところでアクセルを2回。このぐっと想いを込めるような振付のところが特に好き。

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 スタースケーターがメインのショーじゃないと書きましたが、ショーのトリがスケーターじゃないところでもそれが表れてたと思います。ちなみに過去私が見ていた数年は全部後半の大トリはステファンでした。

今年の最後のプログラムの見せ場はなんとサーカス!CIRQUE ELOIZEの掌の上でバク宙するという人間離れした技で度肝を抜かされます。

こういうところもスタースケーターが抜けた後のArt on Iceをどう盛り上げていこうかという工夫の表れなのかなとステファンの発表があった後には思ったりしました。

オリバーさんとステファンたちが前々からたくさん話して相談しあってArt on Iceの方向性を何年も模索してきたのかなとか考えてしまいました。

 

そしてフィナーレ。すべてのスケーターやダンサーの群舞があり、一発芸(?)を見せてくれるのは日本のショーと一緒です。

最後はステファンのクワドチャレンジとスピンで〆。

このスタイルがどう変わっていくのか、来年のArt on Iceを楽しみに待ちたいと思います。

 

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スイス日記 2019.02‐2

2019年2月8日

 

ホテルを出る前にメールをチェックすると(今回はWi-Fiを持って行ってなかったのでWi-Fiスポットでないとネットが使えない)まだチケット関連のメールは届いていない…。

念のためホテルのフロントのお姉さんにまだメールが届いてないことを伝えて、メールが届いたらどうしたらいいのかを再確認しようとフロントに降りるとすでに担当が交代していました。

夜のフロント係のお兄さんに先ほどのお姉さんとのやり取りを説明して、どうしたらいいのか確認したかったんだけど、と言うと先ほどのフロントのお姉さんにわざわざ電話して聞いてくれました。

するとお姉さん的には「すでにメールが送られてないのはなんか対応がおかしいんじゃないか?チケット業者はすぐに送るって言ってたのに!」とのことだったようで。

お姉さんに電話してくれたお兄さんも「メール届いてないかどうかもう一回確認してみて。届いてないようなら1日だけ待ってみて。明日になっても届いてないようなら僕がもう一回電話して『今この電話がつながってる間にメール送れ!』って言ってあげるから」と言ってくれました。ううう…ありがたすぎて涙が出るよ…。

(関係ないけどここのホテルのフロントの男性は全員たぶん190cm超えてると思われる長身でかっこいいんだけど、154㎝の私はいつもガリバー旅行記に舞い込んだ気分になります)

 

 

ホテルを出て会場に向かうにはトラムを3駅分乗るか徒歩。一回ホテルを出てCoopに買い物に行ってホテルに戻ってさらに会場に行くには微妙すぎる時間だったので(ホテルの近くにはMigrosもあったけどCoop派なのです)今回は徒歩で向かうことにしました。

この日のショーは当日券で一番安い天井席を買おうと決めていました。着いたばかりでボーっとしてるし、上からのんびり観賞しようと。

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入り口横にあるチケット売り場で売り子さんと相談しながら席決め。空いてる席を見せてもらえるのでその中から選べます。天井席だけどほぼロングど真ん中が開いていたのでそこをゲット。

ついでにチューリッヒ千秋楽のチケットもゲット。この日だけは最前列にしようと決めていたので狙っていた場所の最前列を無事購入。

 

 

開演まで時間はあったんだけどホテルに戻るには中途半端な時間だし、今から買い物に行ってショーの帰りに大荷物持って帰るのも嫌だし、ロビー開場はしてるし、ってことで結局さっさと会場入りしてしまいました。

すると会場内にはフリーWi-Fiが!ラッキー!

そこでTwitterを見てみると、今年のArt on Iceではパンフレット売りがないとのツイートが!なんと!どうりで売り子さんたちを見かけなかったはずだわ!

後でわかったけどショー終わりに配布していたチョコレートも今年は配布無しでした。去年の分もLindtのリンドールに変わってしまっていて味気ないなぁ(リンドール自体はめっちゃ旨い)と思っていたけど今年はさらに存在自体がなしになっているとは…とほほ。

(以前はその年のポスタービジュアルがパッケージになっていた板チョコだったのです)

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↑歴代板チョコの一部

 

パンフレット購入のための現金も残しておかなくていいみたいだし、お腹も空いたし食べちゃえ!ってことで会場でいつものぶっといソーセージとやたらと固いパンのセットを購入。今年はちゃんと魚肉っぽくない味のやつを買えました。美味しかった!

ロビーでは今年は物販を見つけられず。いつもは出演ミュージシャンのCDとか置いてあったのになあ。配信が主流だからわざわざCD置いたりしないのかな。

それでも何かしらロトっぽいものや衣装の展示があったりしてロビーは超賑やか!ワクワク気分が盛り上がってきます!

 

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↑スタンド席に向かう階段

 

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↑ミシンの宣伝のための衣装展示???


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↑たぶんなんか当たるロト。

 

天井席に行く前にちょこっとショート側からのぞき見。何年か前からチューリッヒ公演ではリンクが池みたいにちょっといびつな形になったのです。なんでだろ?

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いよいよショー開始!今日の席は天井席!

今年初のArt on Ice、わくわくが止まりません!

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私はArt on Iceを天井席で観賞はしたことなかったんですが、以前グリュッター先生が「今日は僕は一番上の席から見たんだけど、ほんとに豆粒みたいだったよ!」と仰っていたので豆粒ステファンを覚悟していました。

でも天井席でも豆粒って程ではありませんでした。傾斜がめっちゃめちゃきついので前の人の頭が被ることもなく視界はクリア。豆粒さ加減で言えば新潟の朱鷺メッセの一番後ろの方が豆粒レベルは高いと思いました。遠浅の会場だと豆粒になっちゃいますよね。

 

ショーについては次の日記で別に書きます。

 

日本のショーでも同じですが、通路側じゃなくて中側の座席に進むには当然座っている人たちにちょっとよけてもらわないと進めません。

その狭い座席の間をビールとかシャンパンとかポップコーンとかアイスとかいろんなものを手にもって進むからめっちゃ危険!(笑)案の定ビールこぼされてるし!(笑)

みんな結構呑みながら見てるんですよね~。映画見に来るぐらいの気軽さで。前の方の席の人でも人によってはもちろんお高そうな毛皮の人もいますけど、たいていカジュアルな感じでワイワイ見に来ています。すっごい豪華なショーではあるけどそんな敷居が高い感じではなく、若い子がポップコーン片手に見てたりカップルがイチャイチャデートで来ていたりしています。

今はなくなっちゃったけどSt. MoritzでのArt on Iceにはさすがに超お金持ちがたくさん見に来ていたので高級毛皮だらけだったみたいですけど。

 

ショー終わりにトラムでホテルまで戻ろうとしていたら同じホテルに先にご宿泊中の友達と遭遇。やっぱり約束してなくても必ず知り合いに会うwww

おしゃべりしながらトラムに乗ってたら乗り過ごしそうになって慌てて下車。割とすぐ着いちゃうのでおしゃべり危険なのです。

 

この日は疲れていたし旅の最初にガツンと寝ておきたいのでさっさと就寝……のはずがなかなか眠れず。翌日また眠気をまとって行動することになるのでした。

スイス日記 2019.02-1

2019年2月8日

実に3年ぶりにスイスへArt on Iceを鑑賞するために日本を発ちました。

ここ2年間はのっぴきならないぐらいお金がなかったことと、自分の病気や転職のことで今後の生活がどうなるか相当不透明だったこともあって渡航を断念していましたが、今年は無理してでも行かねば!と一念発起してスイスに向かいました。

 

 

結果的にはこれがステファンが出演する最後のArt on Iceになってしまったので、無理をしてでも行ってよかったと思っています。

もちろん、先に告知しておいてくれればバーゼルまで全部見たのに!と思わなくもないですが、今自分にできる精一杯でステファンのパフォーマンスを鑑賞できたので後悔はしていません。後から発表もステファンらしい決断だと思えるし。

それにArt on Iceに出なくなったからといって私がスイスに行けなくなったわけじゃないですしね!Art on Iceはステファンにとって大切でかけがえのないホームだったけど、Art on Iceだけがステファンだったわけじゃないし!

それにArt on Iceが大好きになった人たちは引き続きステファンが出なくなっても様々なスケーターが出演する豪華なショーですし、ぜひご覧になって戴けたらと思います。

 

 

さて、8日に成田からスイスエアでスイス入りするのは私だけではありませんでした。

別々に旅行手配していながらも、同じ便でスイスに向かうお友達が何名かいましたので、成田空港で早朝に落合ってワイワイと朝ごはん。

チューリッヒ公演は毎年見に行く人が一番多いので、木、金あたりに出発すると必ず何名かと成田もしくはチューリッヒの空港でお会いします。

もちろんスイスまで見に行く方はそれでも限られているので自然と顔見知りからお友達になるというか。そうしてできた海外鑑賞組のお友達も今では大切な宝物です。みんなで協力するから団結力も付きますしね(笑)

 

飛行機に乗る直前、いつもは入らない海外旅行傷害保険に加入しようかと思いました。

なぜなら今回の旅はArt on Ice鑑賞が目的なのもあるけど、「海外のスケートリンクでスケートする」ことが大きな目的の一つだったのです。

そのために2月の頭に買ったばかりのマイシューズもスーツケースの中に入れてきました。買ってからたった1週間しかたってないけど、その間なるべく足慣らしするために仕事が終わってから滑れるイベントリンクにせっせと通ってプチ特訓していました。

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↑ショップで作成途中のマイシューズを激写。

 

が、しかし!目当ての格安の海外旅行傷害保険に入ろうとすると、持病がある人は入れないことが判明!がーんがーんがーん…。

もうちょっと詳しく事前に調べておけば入れる保険もあったはずですが、時すでに遅し。もう搭乗の時間が迫ってきてしまったので泣く泣く未加入のまま飛行機に乗り込むことに…。良い子のみんな!保険は事前に入ろうね!

 

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いよいよ搭乗。今回は素直にスイスエア。

今回こそは機内で爆睡するために睡眠導入剤まで用意しました。

毎回毎回毎回ほんっとに時差ボケがひどくて大変な目にあうので今度こそは!という気合です。

……でも、ダメでした。

薬を使っても2時間うとうとするのが精一杯。

毎回きっちりご飯やおやつ(スイスエアでは夜中にアイスやおにぎりなんかも配られます)の時間には目覚めてるし、それ以外の時でも足のむくみが気になってしまってストレッチしに行ったりして過ごしてしまいました。

もちろんこれが旅において大失敗。チューリッヒ滞在中には眠くて眠くて仕方なくて、チューリッヒ最終日には昼間ショーを観に行かずに寝て過ごす羽目に…。

 

 

そんなこんなでチューリッヒ国際空港に到着。懐かしい牛の鳴き声とカウベルの音が流れる空港間連絡電車…!ただいまスイス!

 

 

ここで一緒のフライトだったお友達とお別れ。滞在先のホテルが違うので空港からの交通手段が違います。

私はどちらかというと空港寄りのホテルだったので空港からのシャトルバスでホテルに向かいます。このシャトルバスが1時間に一本しかなかったので、「これならトラムに乗ったほうがマシか…?」と思ったけど後の祭り。有料のシャトルバスもあったけど、値段聞いてみたらタクシーよりちょい安い程度だったので、とりあえずひたすら待って無料シャトルバスに乗り込みました。今回はめっちゃ無理してきてるから超ケチケチ旅なのです。

 

 

ホテルについてチェックイン。

しかーし!ここで超大問題!

 Art on Iceのローザンヌ公演のチケットをホテル届けに指定していたのに「そんなのない」とのこと!な、なんだってー!?

事前にホテルに問い合わせてホテル届けの可不可と送付方法を確認してその通りにオーダーしてチケット発送済みの案内までもらってるのに届いてないとはこれいかに!?

今まで海外発送でも現地発送でも届かなかったことなんてなかったからすっかり安心しきっていました。

フロント係の女性に事情を説明して再度捜索してもらえど見つからず。途方にくれているとこの係の方が私がチケットを買ったサイトにアクセスしてホームプリントの方法を探してくれるとのこと。有難い……!

が、その方法がスイスっ子が探しても見つからず。

「おかしいわねえ…」とうんうん言いながら探してくれてほんっとありがたかった!

更にはチケット会社に直接電話してくれて、担当の方と交渉。担当の方から、私のe-mailにチケットを再プリントするためのURLを送るという約束を取り付けて貰えました!

サンキュー!ダンケシェーン!メルシー!

 

とりあえずe-mailが届くのを待ちつつお部屋へ。なんだかどっと疲れちゃったけど一休みしたらショーの当日券を買いに出かけなきゃ。

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お部屋はこんな感じ。新しいホテルだからスタイリッシュだぜえ!

案の定お部屋にはエスプレッソマシーンしかないから湯沸かし器が欲しいというとエスプレッソマシーンでお湯だけ出せるよ、とのこと。エスプレッソマシーンをあんまり使ったことがなくですんません…。

お風呂とベッドがあるところの境はただの引き戸で仕切られてます。別でシャワールームね。おそらく珪藻土でできている床は水に濡れてもすぐ乾くようになっていました。

この部屋が結局シングルベッドを2つ合わせた部屋なのか、キングサイズのベッドの部屋なのかベッドの真ん中で寝なかったためにわかりません。

でも洗面台は2つありました。アメニティやドライヤーなんかは一つだったけど洗面台は二つ…。そんなに顔洗うのに順番待ちするかな?

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↑こういうのが二つある。

 

スーツケースを開けて軽く荷物を整理し、ショーに向かいます。

 

 

Art on Ice鑑賞のために私が準備する100のこと(実際は100も無い)7

チューリッヒ滞在中に時間がある方はぜひ観光に出かけてみてください。

tabippo.net

チューリッヒの旧市街地も素敵ですし、チューリッヒから電車でそんなにかからず移動できるルツェルンは観光でも大変有名な街で、街歩きがとっても楽しいです。

www.travelbook.co.jp

 

 

金曜日や土曜日の夜公演だけを見る日ならショーまでの時間に余裕で帰ってこれますのでぜひ足を延ばしてみてください。

ちなみにルツェルン湖にかかる桟橋の途中にあるお土産屋さんはとっても観光地価格なので同じものでも普通の路面店とは価格が違うよ。

 

【補足】

スイスに行ったら食べてみたいものといえばチーズフォンデュラクレットですが、チーズフォンデュは日本で食べるものと若干違います。

日本だとウィンナーやジャガイモ、ブロッコリーやプチトマトなど様々な具材をぐつぐつあっためているチーズに潜らせて食べますが、本場スイスのチーズフォンデュは(お店によって違うのかもですが)、基本的にはチーズとパンと白ワインのみです。

チーズを白ワインで伸ばして温めている中にバゲットを潜らせて食べます。

だからチーズが少なくなってくるにしたがってどんどんアルコール成分が濃くなってきます。最後には酔っぱらってしまうかもしれませんので要注意。

 

ラクレットチーズフォンデュも暖かいチーズがとろけた食べ物ですので、一緒に取る飲み物などには注意してください。

白ワインか暖かい飲み物でないと、一緒に取るとチーズが胃の中で急激に冷めて固まってしまうのでおなかを壊しかねないですので要注意!

 

 

 

今回も私はチューリッヒ公演以外にも行くのでついでにいろんな都市に行ってアイスリンク巡りをして来ようと思います。(街歩きは何度かしているので)

 

バーゼルには残念ながらまだ一度も行ったことがないのですが、ローザンヌは街歩きが楽しい街。ものすごく高低差がある街で、上の街の大聖堂から下を眺めるのも素晴らしい景色だし、オリンピックミュージアムがある下の街もレマン湖のほとりを散歩するのも最高です。美味しいクレープ屋さんもあるよ。

ダボスは何といってもスキーリゾートなのでスキーが滑れたら最高だな!ってところです。もちろんレンタルもあって、スケーターもショーの合間によく滑りに行ってるよ!街はちっちゃいので繁華街は20分も歩けば全部回れそう。リンク近くには可愛いカフェもあってくつろげます。

 

都市間を転々とする時はスーツケースなどの大きな荷物が邪魔になりますよね?

そんな時には私はこれをよく使います。

https://m.myswitzerland.com/ja/within-switzerland.html

駅から駅へと荷物を送れるサービス。

12CHF/回で取り扱ってる駅ならどこへでも運んでくれます。

ただし、発送した翌々日でないと受け取れないので、旅程を計算してちゃんと受け取りましょうね。

私がよく利用するのは、チューリッヒからローザンヌに移るときの空白の一日をほかの都市の観光に利用するときです。

チューリッヒの日曜日にスーツケースをローザンヌに送ってしまって、日曜の夜と月曜、火曜の朝に必要な荷物だけを手持ちでもっておきます。月曜の朝にチューリッヒを軽装で出発して月曜は例えばスイスの首都ベルンに一泊するとか、ジュネーブやベリンツォーナに行ってみるとかして、火曜にローザンヌでスーツケースを受け取ってローザンヌ公演を見る、といった具合です。大きなスーツケースをもって電車の乗り換えも大変ですし、街歩きしたい時にも身軽な方がいいのでお勧めのサービスですよ。

 

また、3回もしくは3日以上長距離移動をする場合があるならスイストラベルパスを購入すると便利だと思います。

スイスの主な鉄道が乗り放題で美術館なども無料になるパスなので、これを持ってるとオリンピックミュージアムも無料で入れるみたいです。

 

www.myswitzerland.com

 

 

最後に。

帰り道ですが、日本についてお家に帰るまでが旅行です。気を抜かないようにね。

特にいまチューリッヒ空港でクレジットカード詐欺が頻発しているようなので注意しましょう。

 

空港ゲート前にもMIGROがあるのでロシュティ買い忘れた!とか言う時には駆け込みでも買えますが、日本の空港みたいにスーツケースを開けたり閉めたりしてると危ないのでスーツケースにしまわなくていい程度のものぐらいを買うようにしましょう。

ゲートの中の免税品店には山ほどチョコレート屋さんがあります。買い忘れてたりマカロンみたいな賞味期限が短いものならここで買ってもいいですね。

 

 

スイスエアーに乗る人は、使い切れなかったお金は機内で寄付することができると思います。変わってなければ。

イヤホンが入っていた袋が募金袋になっていて、使い切れなかった硬貨なんかをいれてフライトアテンダントさんに渡すだけ。この募金団体にはステファンも支援していました。どうせ硬貨は両替し直したりできないし、ステファンと一緒に小さな社会貢献でもして旅を締めくくりましょう。

 

 

それでは楽しい旅を!Bon Voyage!

Art on Ice鑑賞のために私が準備する100のこと(実際は100も無い)6

いよいよショーを見に行きます。

スイスの旅で現金しか使えないというところはここぐらいなんじゃないかなと思うので両替した現金をしっかり持っていきましょう。

 

チューリッヒ会場のHallenstadionはZurich Oerlikonの駅から歩いて10分もかからない場所にあります。

会場内はとっても暖かいです。

わかる人にはわかる例えで言うと代々木体育館でのStars on Ice鑑賞時より若干暖かいんじゃないか?ぐらいな感じです。

一般的に言えば初冬ぐらいな感じの服装でも大丈夫じゃないかなっていうぐらいです。

でも会場に行くまでが寒いのできっと厚手のコートは着ていくと思うのですが、コート着っぱなしだとショーの最中は暑いかな~っていうぐらいです。

ですのでひざ掛けやブランケットなどの防寒グッズは持っていく必要がありません。

 

 

パンフレットですが、私が知らないだけかもしれませんが明確なパンフレット売り場はないと思います。

会場前や中で若い女の子の売り子さんが売っているのを現金で買うシステムです。もちろん袋に入れてくれたりはしないのでパンフレットが入る大きさのバッグは持っていきましょう。

ショーの終わりには出口付近でArt on Iceのチョコレート(私が行ってた時には板チョコでしたが去年なんかはLindtのトリュフだったみたいです)を配ってくれているのでそれも忘れずに受け取って持って帰りましょう。

出演アーティストの物販については会場内にあります。(会場の外にもあったかな?)

楽曲が気に入ったら記念にCDを買って帰るのもいいかもですね。

オープニングでステファンが歌ってた時にはステファンのCDも売ってましたよ。iTuneでも買えますけどね。

Live Your Fantasy - The Official Song of Art On Ice 2013 - Single

Live Your Fantasy - The Official Song of Art On Ice 2013 - Single

  • Stéphane Lambiel & Larissa Evans
  • ポップ
  • ¥250

 

 

トイレですが日本と同じように列になることはなるのですが、はけるのも早い感じです。日本のお行儀の悪い人みたいに演技途中で席を立つとか休憩前の演目の挨拶の時に席を立つとかしなくても、休憩って言われてから立って行っても全然間に合います。ただ、始まるときにトイレの位置と戸数は確認しておくと無難ですね。

 

 

カメラですが、Art on Iceは写真もビデオも撮影OKです。しかしたぶん他と同じようにフラッシュ撮影はダメなんじゃないかと思います。スケーターたちが危ないですから。

三脚を使っての撮影もダメだと思いますし、前回は取り外せるレンズタイプのカメラ?もダメだったようです。コンパクトタイプのカメラか小さいハンディカムなら特におとがめはないと思うのですが、この辺はよくわかりません。場内アナウンスもドイツ語なのでわかんないですし。

例え持ち物検査で引っかからなくても途中で注意されるかも…と思いながら見ることになると楽しめるものも楽しめなくなります。せっかくスイスまで見に来たんですし、そんなことになったらつまんないですよね。

周りをよく見て、興奮しすぎで注意されないように気を付けながらも楽しく撮影しましょう。

 

 

スイスに着いた初日にすぐショーを見に来る人は、きっとショーの前にご飯を食べる暇もないのではないでしょうか?

ショーが終わったら11時過ぎ。とても夕食にはありつけそうにありません。

売店で美味しそうなソーセージとパンのセットなど売っていますのでぜひ買ってみてください。表示がドイツ語なのでハードル高そうですが、美味しそうなものを見つけて「それ」と言って指させば買えますので。

座席にもアイスの売り子が来たりしますので、楽しく買い物しておなかを満たしましょう。

 

 

なお、当日券はたいていあります。当日券で最前列もあることもあります。

日本から買って郵送してもらうより、送料もかからないですし、ちゃんと空いてる席もピンポイントで選べますし、「どうしてもいい席を確保したい」という公演でなければ当日券で買うのもありだと思います。

 

Art on Ice鑑賞のために私が準備する100のこと(実際は100も無い)5

ホテルについてから。

 

私はたいていスイスエアーでチューリッヒしますので、ホテルに到着するのは16時過ぎ~17時前ぐらいになります。

着いた当日にショーを見る場合はそれからチェックインし、ホテルで荷物を整理したりして一息ついたらすぐにそろそろ会場に行こうかな、という時間になったりします。

ショーを見ない場合もホテルで荷解きなどしてたらあっという間に夜になってしまいます。

 

あくまでもチューリッヒにしか行かない(ホテルを移動しない)場合ですが、私は着いた初日にすでにお土産を物色してしまいます。滞在日数に余裕があるときには初日は物色だけして買わないで、翌日の午前中に改めて買いに行ったりします。

なぜならお店が開いている時間が短いからです。

例えば木曜にスイスエアーでチューリッヒ入りして月曜にスイスを経つ場合、木曜の夕方、金曜日、土曜日が買い物に充てられる時間ですが、土曜は昼夜でショーがありますので両方見るなら土曜はほぼ時間がないでしょう。

金曜日の日中が一番いい時間のようですが、せっかく時間があるのですからこの時こそ観光に当てましょう。

そうなると木曜に到着した後、さっさと買うものを買ってしまっていた方が後から無駄に時間を使うこともないということです。

もちろん、月曜に帰るときに空港で買うこともできます。免税店もありますし、空港内にもLindt(リンツ)やSprüngli(シュプリングリ)はありますので買い逃すことはないでしょう。

でも、チョコもチーズも地元のスーパーで有名ブランドでないものを買った方がずっと安いですし、味も有名ブランド品でなくても十分美味しいです。

 

スイスの2大スーパーマーケットと言えばCoopとMIGROです。ちなみにステファンはCoopのメンバーズカード?(ポイントカード?)を持ってると言っていました。さすが主夫ですね。グリュイエールチーズを買ってチーズタルトを作るって言っていました。それも「家事も何にもしたくないときに作る料理」としてチーズタルト作るって言っていました…。驚異的です。私なんて何にもしたくない時には何にもしませんよ。

個人的な感想ですが、MIGROはプライベートブランドが充実していて大手っぽい?です。Coopはもうちょっと地域のスーパー的な感じ。あくまでも勝手な感想ですが。

どちらのスーパーも駅から近いところにありますし、ちょこっと物色しに行っても楽しいでしょう。

ただし、18~19時ぐらいには閉まってしまうので(あいまいですみません)行くのはお早めに!

 

いろんな種類のチョコを買いたいならCoopのほうがお勧めです。MIGROも種類はもちろん豊富にありますが、なにせプライベートブランドとして売ってるのでパッケージが味気ないです。

チーズは、量り売りで売っているところもあってついつい買いたくなってしまいますが、量り売りのチーズは日本に持って帰るのが難しいので(量り売りは紙に包んで売ってくれたりしますが、そのままだと持って帰れないみたいです。ちゃんとパックすればいいのかどうかよくわかりません)、お土産用はちゃんと容器に入ったものをスーパーで買った方が無難です。パックのままでも普通に持って帰れますが、気休め程度かもしれませんが保冷バッグに入れて帰ると匂いも漏れづらいしいいんじゃないかと思います。

あと、お酒がお好きならスイスワインを買って帰るのもお勧めです。スイスはブドウ畑が世界遺産になるほどワインづくりが盛んなのですが、そのほとんどがスイス国内で消費されてしまうのでほとんど日本に輸出されることがないのです。たまにあってもお高めです。でもスイスのスーパーで買う分には全然お安いです。

ステファンの故郷であるヴァレー州はスイスでも指折りのワインの名産地なのです。ヴァレー州チューリッヒからはちょっと離れていますが、ワイン売り場にはきっといくつかは置いてあると思うのでぜひ探してみてください。

 

スーパーにもあるところはありますが、スイスに行ったらスイスショップに行ってスイスっぽいものを買いたくなりますよね?え、そんなべたなもの買わない?

私は買いますよ。スイス国旗柄のエコバッグとか。スイスのいろんな地名が描かれた赤いバッグとか、よくアイスショーに持ってきている人を見かけるんじゃないでしょうか?そういうものもスイスショップにあります。

スイスショップ「エーデルワイス」は空港にもありますが、チューリッヒ中央駅(Zurich HB)にもあります。

チューリッヒ中央駅(Zurich HB)は会場があるZurich Oerilkon駅の隣駅になります。

とても大きな駅で、巨大な駅ホールではイベントが開催されていたり、よくわかんないオブジェがあったりします。ここの地下もショッピングモールになっていていろんなお店がありますのでなんか買うならここでうろうろしたらまとめて買えると思います。

 

【追記】

買い物時、クレジットカードを使用する場合はお店によってはスイスフランと日本円とどちらかを選べるようになっている場合があります。

その際にはスイスフランを選択したほうがいいようです。

その時提示される日本円はそのお店が決めた独自の換算レートで計算されている場合があるので一般の換算レートより高くなっている場合があります。

気を付けて楽しくお買い物しましょう。