スイス日記 2019.02-1
2019年2月8日
実に3年ぶりにスイスへArt on Iceを鑑賞するために日本を発ちました。
ここ2年間はのっぴきならないぐらいお金がなかったことと、自分の病気や転職のことで今後の生活がどうなるか相当不透明だったこともあって渡航を断念していましたが、今年は無理してでも行かねば!と一念発起してスイスに向かいました。
結果的にはこれがステファンが出演する最後のArt on Iceになってしまったので、無理をしてでも行ってよかったと思っています。
もちろん、先に告知しておいてくれればバーゼルまで全部見たのに!と思わなくもないですが、今自分にできる精一杯でステファンのパフォーマンスを鑑賞できたので後悔はしていません。後から発表もステファンらしい決断だと思えるし。
それにArt on Iceに出なくなったからといって私がスイスに行けなくなったわけじゃないですしね!Art on Iceはステファンにとって大切でかけがえのないホームだったけど、Art on Iceだけがステファンだったわけじゃないし!
それにArt on Iceが大好きになった人たちは引き続きステファンが出なくなっても様々なスケーターが出演する豪華なショーですし、ぜひご覧になって戴けたらと思います。
さて、8日に成田からスイスエアでスイス入りするのは私だけではありませんでした。
別々に旅行手配していながらも、同じ便でスイスに向かうお友達が何名かいましたので、成田空港で早朝に落合ってワイワイと朝ごはん。
チューリッヒ公演は毎年見に行く人が一番多いので、木、金あたりに出発すると必ず何名かと成田もしくはチューリッヒの空港でお会いします。
もちろんスイスまで見に行く方はそれでも限られているので自然と顔見知りからお友達になるというか。そうしてできた海外鑑賞組のお友達も今では大切な宝物です。みんなで協力するから団結力も付きますしね(笑)
飛行機に乗る直前、いつもは入らない海外旅行傷害保険に加入しようかと思いました。
なぜなら今回の旅はArt on Ice鑑賞が目的なのもあるけど、「海外のスケートリンクでスケートする」ことが大きな目的の一つだったのです。
そのために2月の頭に買ったばかりのマイシューズもスーツケースの中に入れてきました。買ってからたった1週間しかたってないけど、その間なるべく足慣らしするために仕事が終わってから滑れるイベントリンクにせっせと通ってプチ特訓していました。
↑ショップで作成途中のマイシューズを激写。
が、しかし!目当ての格安の海外旅行傷害保険に入ろうとすると、持病がある人は入れないことが判明!がーんがーんがーん…。
もうちょっと詳しく事前に調べておけば入れる保険もあったはずですが、時すでに遅し。もう搭乗の時間が迫ってきてしまったので泣く泣く未加入のまま飛行機に乗り込むことに…。良い子のみんな!保険は事前に入ろうね!
いよいよ搭乗。今回は素直にスイスエア。
今回こそは機内で爆睡するために睡眠導入剤まで用意しました。
毎回毎回毎回ほんっとに時差ボケがひどくて大変な目にあうので今度こそは!という気合です。
……でも、ダメでした。
薬を使っても2時間うとうとするのが精一杯。
毎回きっちりご飯やおやつ(スイスエアでは夜中にアイスやおにぎりなんかも配られます)の時間には目覚めてるし、それ以外の時でも足のむくみが気になってしまってストレッチしに行ったりして過ごしてしまいました。
もちろんこれが旅において大失敗。チューリッヒ滞在中には眠くて眠くて仕方なくて、チューリッヒ最終日には昼間ショーを観に行かずに寝て過ごす羽目に…。
そんなこんなでチューリッヒ国際空港に到着。懐かしい牛の鳴き声とカウベルの音が流れる空港間連絡電車…!ただいまスイス!
ここで一緒のフライトだったお友達とお別れ。滞在先のホテルが違うので空港からの交通手段が違います。
私はどちらかというと空港寄りのホテルだったので空港からのシャトルバスでホテルに向かいます。このシャトルバスが1時間に一本しかなかったので、「これならトラムに乗ったほうがマシか…?」と思ったけど後の祭り。有料のシャトルバスもあったけど、値段聞いてみたらタクシーよりちょい安い程度だったので、とりあえずひたすら待って無料シャトルバスに乗り込みました。今回はめっちゃ無理してきてるから超ケチケチ旅なのです。
ホテルについてチェックイン。
しかーし!ここで超大問題!
Art on Iceのローザンヌ公演のチケットをホテル届けに指定していたのに「そんなのない」とのこと!な、なんだってー!?
事前にホテルに問い合わせてホテル届けの可不可と送付方法を確認してその通りにオーダーしてチケット発送済みの案内までもらってるのに届いてないとはこれいかに!?
今まで海外発送でも現地発送でも届かなかったことなんてなかったからすっかり安心しきっていました。
フロント係の女性に事情を説明して再度捜索してもらえど見つからず。途方にくれているとこの係の方が私がチケットを買ったサイトにアクセスしてホームプリントの方法を探してくれるとのこと。有難い……!
が、その方法がスイスっ子が探しても見つからず。
「おかしいわねえ…」とうんうん言いながら探してくれてほんっとありがたかった!
更にはチケット会社に直接電話してくれて、担当の方と交渉。担当の方から、私のe-mailにチケットを再プリントするためのURLを送るという約束を取り付けて貰えました!
サンキュー!ダンケシェーン!メルシー!
とりあえずe-mailが届くのを待ちつつお部屋へ。なんだかどっと疲れちゃったけど一休みしたらショーの当日券を買いに出かけなきゃ。
お部屋はこんな感じ。新しいホテルだからスタイリッシュだぜえ!
案の定お部屋にはエスプレッソマシーンしかないから湯沸かし器が欲しいというとエスプレッソマシーンでお湯だけ出せるよ、とのこと。エスプレッソマシーンをあんまり使ったことがなくですんません…。
お風呂とベッドがあるところの境はただの引き戸で仕切られてます。別でシャワールームね。おそらく珪藻土でできている床は水に濡れてもすぐ乾くようになっていました。
この部屋が結局シングルベッドを2つ合わせた部屋なのか、キングサイズのベッドの部屋なのかベッドの真ん中で寝なかったためにわかりません。
でも洗面台は2つありました。アメニティやドライヤーなんかは一つだったけど洗面台は二つ…。そんなに顔洗うのに順番待ちするかな?
↑こういうのが二つある。
スーツケースを開けて軽く荷物を整理し、ショーに向かいます。