La raison pourquoi je vais pour le voyage

旅行とフィギュアスケートの観戦&鑑賞記録

フランス日記1

2012年3月、フランスのニース&パリに旅行に出かけました。
スケオタならば当然この時期にこの場所と言うことは世界選手権を見に行ったな!と思うでしょうが残念ながら(ええ、ひっじょーーーーに残念ながら)ニースワールドの約10日前に普通の観光旅行で訪れるというスケオタらしからぬ旅行となりました。

今回の旅は純粋に家族旅行だったので、いつもの貧乏旅行とは違い、多少リッチに優雅に過ごすことができました。こんな旅行も1年に1回ぐらいできるとありがたいものだ…。
きっかけは父が「ヨーロッパに旅行に行きたい」と言い出したことだったのですが、そこから場所の選定、時期の決定、旅程やホテルのランクなどさまざまなことを私任せで決めることになり、冬の忙しい時期に(主にステファン事で忙しい)色々計画を練ったり旅行会社と相談したりなどしました。

場所自体は「ヨーロッパの中でも暖かいところ」と言うことだったので私が提案するニースにあっさり決定。問題は旅行の時期で、何とかワールド開催時期に合わせて行けないかと説得にかかったのですが、4月にかかるのは駄目だということで、しょうがないので3月の祝日あわせで行くことになりました。ううう…。

そんなに長く会社を休めないので(2月に休みすぎてるから)日数は5泊6日。ニース一都市だけならまあ中日にモナコなどに観光に行ってもちょうどいいだろう…ということで調整していたのに急遽母が「どうせ行くならパリにも行きたいわ」などと言い出し、この短い日程で無理やり2都市の旅行に!絶対慌しい旅行にしたら後で文句言うくせに!
しかししょうがないのでリクエストに答えて旅程とホテルの調整、オプショナルツアーの手配などを整えて、さあお金お支払しますよとなった時、またしても急遽母から「やっぱりパリは寒そうだし、体力が不安だから旅行行くのやめるわ」とのこと…。

おめーがパリに行くっていったからパリ付けたんやないかい!

まあ、母のわがままは今に始まった話ではないのでいっそ参加しないでくれたほうがこちらとしては楽だったのでよかったんですけど。

そんなわけで始まった父との二人旅。
生まれてからこれまで、父と二人きりで出かけたことすらないのにいきなりの二人海外旅行。
とりあえず私の使命はもう高齢の父が疲れすぎないようにすることと、病気になっても禁酒禁煙を一切しない父が呑みすぎないように気をつけることでした。
あとはもうなるようになるさと思うしかない!


午前中のフライトだったので前日に成田のホテルに泊まり、のんびりゆったりフランスへ出発です!

今回はエールフランスで成田→L'aeroport de Paris-Charles-de-Gaulle→Aeroport Cote d'Azurという1回乗り換え。シャルル・ド・ゴール空港は本当に広いから乗り換え時間の余裕が必要と教えてもらっていたのでたっぷり3時間とっての乗り換えになりました。


実は私にとっては初めての渡仏。(父は若い頃に旅行で立ち寄ったことあり)
学生の頃からフランス語の響きが好きでちょこちょこフランス語を勉強したりしていたんですが(全然身についてないけど)、何故かその時にはフランスに行こうという気があまり起きず。別に避けていたわけではないし、機会があれば…とは思っていましたがいざ旅先を選ぶ時に他の国の方が行きたい動機が強かったりして結局今まで足を踏み入れる機会がありませんでした。
だんだん憧れる気持ちが強くなってきていたので、今回ようやくチャンスが巡ってきて嬉しく思いました。
そしてもちろんエールフランスにも憧れが。別に何か理由があったわけではないんですけど、何となくのイメージ?それはフランスに対する気持ちにも通ずるところがあります。何となく何が好きってわけじゃないけど憧れだけを抱くというか…。(漠然としすぎ)

↑とりあえず景気づけにスパークリングワインで乾杯です。

エールフランス機内食のメニューが配られます。
JALに乗った時にも配られたけど、割と一般的なサービスなのかな?それともなんかの系列会社だけ?


ちょっと遅めの昼食、おやつ、そして朝ごはんと言うか軽食と言うか。
フランスに着くのは午後ぐらいの時間なので。
今写真見て気づいたけど晩御飯バゲットだ!割と美味しかったような気がするけど、カトラリーがプラスティックだったのは残念。




普段ヨーロッパに行く時にはついたとたんに色々行動しなきゃいけないので機内ではガッツリ寝るのですが、今回は父を連れての旅なので全て私がお世話をせねばならず(飲物もらったりご飯の種類訊ねたり)、父が寝るまでは寝れないと思っていたのですが、なんと父が久しぶりの海外旅行に興奮したのか全然寝ない!ずっと上空からロシアの景色を眺めていました。まあ確かに興味深かったですが…。何のために作られているのかよくわからない施設とかあったり。(でも飛行機が飛べる領域だから変なものではないんでしょうけど)
結局父も私も一睡もせずにスカンジナビア半島の地形を確認などしていました…。


はーい、そしてそのままシャルル・ド・ゴール空港に到着!
憧れのフランスについに入国!
シャルル・ド・ゴールはとにかく馬鹿でかいと聞いて覚悟していたんですが、案外スムーズに移動でき、乗り換え便の搭乗ゲートまで楽々でした。
目的地のニースに到着する時間が夜9時位だったのでここで飲物とかを買っておこうと売店などでお買い物。寝酒が欲しいと言う父の分のワインまで購入。(飛行機の中でも散々ワイン飲んでいて、寝酒用の焼酎も持ち込んでいたのに…)



↑宇宙的な構造


↑搭乗ゲートにあるパン屋さんで早めの晩御飯を食べて乗り換え便を待っていたんですが、この日のパリは暑かった!物凄い蒸し暑さで気分悪くなりそうなぐらい。
そもそも3月中旬だったのにちょっと厚着でもこもこジャケットなんか着てきちゃったのが悪かったんだけど。(しかも足元はファーブーツ)
パリでこの暑さだったらニースではどうなることやら…と思ってしまいました。

そしてようやくニース:コートダジュール空港に到着!
パリが暑くてどうしようもないと思っていましたが、夜になっていたせいか、ニースはちょっと涼しくなっていました。
それでももこもこジャケットはさすがに脱いでましたけど。


今回ニースでお世話になったホテルは海岸沿いのホテルウエストエンド
ニースの絵葉書に良く使われている超高級ホテル、ネグレスコのお隣のお隣。マセナ美術館のお隣です。
何でこのホテルを選んだのかと言うと…ニースの中で明確に喫煙ルームがあるとうたっているのがここともう一軒ぐらいしかなかったので。
そんな消極的な理由で選んだホテルでしたが、外装も内装もクラシカルでとても素敵でした。



夜なので室内だけ。

窓を開けると小さいけれどバルコニーがあって、そこに小さいテーブルと椅子が置いてあったので、夜の海を見ながら父とフランス最初の夜を祝して乾杯したのでした。