La raison pourquoi je vais pour le voyage

旅行とフィギュアスケートの観戦&鑑賞記録

フランス日記11

ルーヴルを堪能した後は特に予定を決めるわけではなくセーヌ川沿いをブラブラしたりしてみました。
前の晩に船から見学したところを改めて歩いてみることに。
ルーヴルのカルーゼル広場を出てすぐのPont du Carrousel(カルーゼル橋)は渡らずにそのままルーヴル建物沿いにQuai Francois Mitterrand(フランソワ・ミッテラン通り)を通って歩きました。
すると対岸に見えてきたのはInstitut de France(フランス学士院)です。


フランス学士院の目の前の橋がPont d'Art(ポン・デ・ザール)。
恋人同士が錠前を橋のフェンスにくっつけて鍵を川に投げ捨てて二人が離れることがないように願うと言う処。
一応錠前くっつけるのは禁止らしいんだけど、橋の上で錠前売ってたよ(笑)

↑橋を渡るとフランス学士院。

↑所狭しと!(神社のおみくじみたい)

↑こっから川に鍵を投げ捨てるわけですね。

↑こちらはルーヴル側。この橋は歩行者専用なのかな?

ポン・デ・ザールを渡ってから川岸に降りてみました。船がたくさん止まっているんですが、小さいけど観光用っぽいのもあり。この辺からもうちょっと川沿いじゃない方に進むといわゆるSaint-Germain-des-Pres(サン・ジェルマン・デ・プレ)と言われる地域になります。
サン・ジェルマン・デ・プレはパリの知的中心地と言われていて、作家や画家さんなんかが多く集まっていた地域なのでした。哲学者のサルトルボーボワールが愛を語り合ったりしたLes deux Magots(レ・ドゥ・マゴ)やLe cafe de Flore(カフェ・ド・フロール)などの有名カフェもこの辺にあります。
その他にもたくさん小洒落かカフェやお店が立ち並んでいるそうで、今回遠くから眺めるだけになってしまいましたが次回パリでゆっくりする機会があったら是非入り浸ってみたいものです。


↑絵の販売スタンド

次の橋、Pont Neuf(ポン・ヌフ)にやってきました。
ここを渡る途中にIle de la Cite(シテ島)があります。
ポン・ヌフは映画で見たはずだけどどんな橋だかすっかり忘れていました。
橋っぽいと言うよりも普通に道路っぽい感じ。


ポン・ヌフからシテ島の先端の公園に下りる事もできそうですが今回は降りず。
公演とは逆側の道路からシテ島に上陸?しました。


↑向うに見える橋はさっき渡ってきたポン・デ・ザール。


↑橋を横断してシテ島内部へ。

シテ島に足を踏み入れた途端私の脳内は河惣益巳先生の「ツーリング・エクスプレス」でいっぱいになりました。
もちろんパリなんだから他の場所だって作品の中にたくさん出てきてるんだけど、正直言って読んでいる段階では土地勘も何もあったもんじゃないから名前が出てきてもほへーっと思ってるだけで、それがパリのどの辺なのか具体的に想像したこともなかったんですけど、エドが若い頃(?)に勤めていたパリ警察と、フランと結婚式を挙げたノートル・ダム寺院だけは(その事件性からか)場所を把握していたのでした。(あとフランが住んでいたマンションが最高級住宅地のサン・ルイ島にあることは覚えていた)
エドみたいな警察官がいるかしら…と心ときめかせながら(別にエドがタイプなわけではない)パリ警察辺りをうろうろ。旅行者じゃなかったら不審者として職務質問されてもおかしくない感じでした。


↑やたらと島内の写真を撮りまくった。

ちょっと歩き疲れた&お腹もすいてきたのでカフェへ。
ここでもちょっと「テレビフランス語講座」気分を味わおうと試みました。
1シーズン前(知花くららさんが出てたやつ)のテレビフランス語講座でパリに仮住まいをしている主人公が友達とご飯を食べに行った時にサラダだけを頼んでいたのですが、そこで出てきたサラダがボリューム満点でそれだけでお腹一杯になりそうな感じだったのでそれをまねてサラダと、あとパリといえばと言うことでカフェ・オ・レをオーダーしてみました。(しかし父はここでもパスタ…)


↑手前がサラダ。チキンとほうれん草のサラダだったんだけど、それにバゲットもついていて確かにボリューム満点!野菜がたっぷり食べれて嬉しい食事になりました。

そして休憩したカフェからもうワンブロック進むと、ついに見えました!Cathedrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)!
先にあげた「ツーリング・エクスプレス」のエドとフランの結婚式のシーンでも出てくるし、まあそうじゃなくてももちろん有名なヴィクトル・ユゴーの「ノートルダム・ド・パリ」(ディズニー映画で言うと「ノートルダムの鐘」)の舞台でもあります。
ちなみに映画と原作の小説では全然話が違います。私は先に映画を見ていたので、原作のストーリーを知った時にはちょっとショックでしたわ…。(でも作者がヴィクトル・ユゴーな時点で想像できそうなものではあったけど)


普段割りと入るのに並ばなきゃいけないみたいなんですけど、この日はあっさり入れました。
特に催し物もしてなかったからかな?

中は大きい聖書の世界が描かれたステンドグラスが連なる作りになっています。
手持ちのiPhoneカメラではステンドグラスがあんまり綺麗に撮れなくて残念。
っていうか、この写真だとどこに何が描かれているのかさっぱりわからない!




ちなみにもちろん例の鐘のある鐘楼にも登ることができるんですが、へたれ二人組の私たちはチャレンジする気にもなりませんでした。だって絶対凱旋門より高いもん。
でもガーゴイルを間近で見てみたかったなぁ…。


聖歌隊の席の辺りにはキリストの一生を描いたレリーフ
ただの絵じゃなくて立体になっているのが面白い。



まだまだ続くステンドグラス。
しかしやはり残念な写り。





多分近所の小学校とかなのかな?
社会見学っぽい小学生がわらわらと集まっていたので何かと思ったらこのノートルダム大聖堂とその周辺のミニチュアがおいてあり、そこで先生がなにやら説明をしていました。まあ当然さっぱりわかりませんでしたけど。


私自身は全然キリスト教的神様を信じていないタイプですが(どっちかって言うとトイレの神様の方が信じているタイプです)、この「我らの貴婦人(マリア)」を200年もの歳月をかけて作った人たちの気持ちが胸にしみて厳かな気持ちになってしまいました。


↑出口のところで記念メダル買いました。

建物から出てからもしばしボーっとしてしまうぐらい圧巻の建物というのもめったにないんですが、ここはホントにそんな感じ。建物の凄さと言うよりもその雰囲気?に圧倒されました。しばらく目の前の広場に座り込んでしまいましたよ。

↑多分パリ市警の建物のシルエット…。

最後にもう一度大聖堂を見上げて、また来るよと誓いました。
その時には鐘楼にチャレンジしようかな。(足腰鍛えておいてね)

そろそろ時間も迫ってきたので、最後のパリ観光を楽しんでから空港に移動することになります。