La raison pourquoi je vais pour le voyage

旅行とフィギュアスケートの観戦&鑑賞記録

Fantasy on Ice 2010 in Fukui@サンドーム福井 2

眠い中で書いた一つ前の覚書、見事にステファンのことだけでしたね。
まあとりあえずステファンのことだけでも忘れないようにしようと思って…。

ちなみにステファンはまた年末のメダリスト・オン・アイスのために来日するのでそんなに長いお別れにはなりませんでした。4月頃まで来ないんじゃないかなと思っていたから11月のスイスツアー真剣に検討してたんだけど、12月に来るならどうしよっかなぁって感じ。いや、一応ギリギリまで行く方向では考えるけど。


改めて、ステファン以外の人のことや、各公演ごとに起こった印象的な出来事の覚書を。


9月11日昼

やっぱりこの日の大事件はジョニーのネックレス紛失事件。
2部のジョニーの演技が終わって、その次のペシャラ・ブルザ組の演技が終了したあとおもむろに会場に電気がついてアナウンスが流れました。
ジョニーが演技中にネックレスを落としたのでショーを中断して探しますとのこと。
もちろんこれはジョニーがネックレスをなくしちゃってかわいそうだから…とかではなく、リンクに物が落ちていると非常に危険だからです。だから絶対回収!とりあえずペシャブルに怪我がなくてよかった。

ジョニーのネックレスは一つ一つ意味があるチャームがたくさんついている、ジョニーがとっても大切にしているものなんだそうです。
確かに演技中にもいつもネックレスしてるなとは思っていたんですが、割と多くの選手がしているので(クリスチャンの人々は大抵クロスつけてるしね)そんな深い意味があるものだとは思ってなかったんだけど。

でも細かいものだから探すのが本当に大変!
最初はジョニーと製氷係の人たち、そしてなぜかトマシュが出てきて探し始めたんですが、アナウンスのお姉さんが「お客様もぜひ見つけたらお声おかけください」というのでプレミア席の私たちも席を立ってリンクに近づき、しゃがみこんでリンクの上をじっと目を凝らして探しました。

どうやら2回目のスピンのときに吹っ飛んじゃったんじゃないかということで、スピンをした周辺を探していたらちょっとづつチャームは見つかってきました。
その場所が私の席から割りと近かったので目の前をジョニーやトマシュがうろうろ。
トマシュが近づいてきた時に、「チェーンはゴールド?」と聞くと「ゴールド」と言っていたので金色っぽいものが見えないかどうか探していたんですが、ホントはシルバーでした。おい、トマシュ!でも衣装半脱ぎでセクシーへそ出しだったので許す。

ジョニーが近くを通った時に顔を見たら、本当に泣き出しそうな、すまなさそうな顔してて可哀想だった。そりゃそうだよね。自分のせいで大変なことになっちゃってるんだもん。
頑張ってーと言う声援を送られると、ちっちゃく手を振り替えしたりはしてたんだけど、浮かれてられないからね。

そのうちジェーニャも出てきて探し始めたんですが、探し始めたと思ったら探している人々の間を縦横無尽に滑りぬけ、ジャンプしたりスパイラルしたりやりたい放題。手を双眼鏡の形に作って探す振りしても探してないってもろバレだから!
そして周回しながら最前列のみんなとハイタッチのファンサービス。
まあこの事件で結構な時間ショーが中断されていたから、お客様を開きさせないためにいろいろ楽しませに出てきてくれたのでした。

チャームは全部見つかったけど、細いシルバーの鎖はなかなか見つからない。
ジョニーは自分の服の中に入ってるのかもしれないと、リンクの上でタンクトップの胸元を広げてごそごそと探し出す。(このときトマシュ、それ覗いてたっけ?近くにいたのは覚えてるんだけど)
でも服の中でも見つからない。

そのうちしーちゃん(荒川さん)もスケート靴ではなくスニーカーでちょこちょこ出てきてお手伝い。この姿、超可愛かった。
そしてゆづ(羽生結弦君)もフィナーレの衣装+スニーカーで出てきて捜索隊に合流。

結局うろうろ探すのではなく、人海戦術でショートサイドのに一列に並んでいっせいに反対側まで少しずつ進みながら探すと言うきわめて原始的な方法で探し出しました。
その時にもジェーニャは一人で皆さんの反対側からスタートしたりして笑わせてくれました。
荒川さんなんかは一生懸命氷を彫ったりしてはいつくばって探していました。(シルバーの鎖だから埋もれちゃってるとわかりづらそう)

そして結局リンク中央あたりで無事すべてのチェーンを発見!
拍手喝采でネックレス事件は終了しました。


この大捜索にステファンはまるっきり顔を出さなかったので、もしかしたら次の出番なのかな?と思っていたら、なんと次はこの捜索で十分すぎるほどウォーミングアップしたジェーニャでした。
体あったまってよかったね(笑)



9月11日夜

今回の公演でプロを変えてきたのは結局ゆづ(羽生結弦君)だけでした。
11日の昼は今期のSPである「White Legend」、いわゆる「白鳥」です。
この「白鳥」、6月のDOIで初めて見たんですがその時には未だショーバージョンでジャンプなんかの要素も抜けているものでしたが、八戸からは試合バージョンに近い形になっていました。
結局このSPから4回転入れていくのかどうかわかんないけど、今年はチャレンジャーなんだからがんがん突っ込んでって欲しい。

そして11日夜には今期FSが初披露されました。曲はツィゴイネルワイゼン。衣装デザインはなんとジョニー!!!
ジョニーがゆづのために衣装をデザインしていると言うことはジョニーがtwitterでつぶやいていたのですが、所詮空想レベルの話だと思っていました。それがまさかFSで滑る用のものになるとは…。
しかもこの衣装、11日当日になっても未だできておらず、「今この人(お母さん)が必死で作ってる」とのことでした。夜までに間に合ってよかったね。ゆづの衣装は基本的にはお母さんが作るんだそうで。白鳥の衣装とか超カッコいいのに、スゴイなぁ。

演技の方はと言うと、見終わったあと「お、お疲れ様…」と言いたくなる感じ。プログラム自体が相当鬼プロで、今のゆづでは最後まで立ってるのが精一杯な感じでした。
実際土曜日夜の演技では最後の決めポーズ前にはすでにへっろへろでふっらふらな感じ。日曜日の演技ではフィニッシュ後、その場にへたり込んでしまいました。
やっぱりまだまだ15歳だし、体も超細いし、筋力とスタミナが足りないのかなぁって感じ。4分半全力疾走だもんね。
もうなんか、見てる間ずっと心の中で「が、がんばれーーー(涙)」となってしまう感じ。完全におかんです。


その他、この日はWilliam Tell様よりジャンピング投げキスを頂きましたvまあ周囲の30人ぐらいが同じこと思っているだろうけど(笑)


9月12日

最終公演で特筆すべきは…やっぱりアンコールですか(笑)
ステファンレポでも書いたのですが、まずはステファンから4回転にチャレンジ!そして失敗!!
その次にしーちゃんが…何してたの?スピン?
もうね、基本的にステファンが出てる時にはステファンしか見てないから他の人が何やってるのかわかんないの。しーちゃんが何かをし始めたなっていうのもステファンが周回してる時にしーちゃんにこしょこしょ耳打ちして打ち合わせしてたから、ああ、なんかやるんだろうなと思ったからわかったわけで。
でもそのあとゆづが飛び出してきて4回転にチャレンジしたのはさすがにわかったよ。目の前で豪快に転んだから…頑張れ!!
そしてその間にジェーニャが客席いじりをしてたわけなんだけど、その横を通り過ぎたゆづがなんかをジェーニャに言ってたはずなんだけど、それが何を言っていたのかが非常に気になる!!っていうか、そんな風に声かけることができるようになったんだってことがむしろ感慨深いのです。

あと今回の公演で個人的におおっ!!と思って見るのに熱が入ったのはステファン以外ではやっぱりゆづと町田樹君。
ゆづは前のレポで書いた通り。
町田君はDOIの時に今期のSPの「黒い瞳」を見てカッコいいなぁと思っていたんだけど、やっぱりどんどん完成度が上がってきていて今回のショーではスタオベしたくなるぐらい素敵だった。(実際したけど)
でも今期のFSを一回も見たことがないからどういうことになるのかまだわかんない。
だってゆづもSPはかなり完成度が高くて相当いいところまでいきそうだけど、FSがほんっとまだまだ。今からNHK杯までに何とかなるのか!?って感じ。
同じように町田君もSPだけなら結構いい線行くんじゃないかと思うんだけど、FSは?どうなの?って言うか町田君はGPSはどこ行くの?
…今調べた。カップオブチャイナ、ロステレコムか…。ネーベルンホルンに出るのに今の時期ショーなんかに出ててよかったの?ま、それはトマシュも一緒か…。
なんせ、みんな頑張れよ!


あとこの日で面白かったのは新聞記事。
前日に起こったネックレス事件のことが新聞に書かれていたんだけど、探しにこれっぽっちも出てこなかったステファンの名前がまるでその場にいたかのように載っていました。


ショーの余韻に浸っていて名残惜しかったけど小松から飛行機に乗るために福井を離れることに。
結局福井グルメをほとんど堪能することもなかったのっでしょうがないから小松空港で「日本海丼」を食べました。…普通に冷凍の味だよ。
蟹も羽二重餅も焼きサバ寿司も買ってこれず、ちょっとしょんぼりな帰り道。
お土産買ってくるねと約束した皆さん、スイマセン。
スイスのお土産は買ってくるので許してくださいませ。