La raison pourquoi je vais pour le voyage

旅行とフィギュアスケートの観戦&鑑賞記録

スイス日記2012-7

去年はGlarusでのショーがあったのでDavosでのショーが終わった後ももう一日ステファンを見れたんですが、今年はこのDavosのショーで最後…さみしす。
2月2日にスイス入りしてからステファンに会わなかった(ショーで見ているだけでも会っていると勝手にカウント)日がなかったのでこの日からしばらく会えないと思うとほんっとしゅーーーんとなってしまいました。
ま、3月に来日することはわかっていたので約1ヶ月の辛抱ってことだったんですけど。贅沢に慣れるってホント怖いもんですね。

そんなわけで、Davosでのショーも終わりいよいよスイスともお別れの時間が近づいてきました。
とはいえ、今年は1泊だけ余分があったので純粋に旅を楽しむ時間が取れたんですけど。

3泊お世話になったホテルともお別れ。
ここも珍しくシングルのお部屋があるホテルだったので助かりました。
Davosはリゾート地なので他と比べてもホテル代が高いので、一人でツイン料金を払わなきゃいけないとなるとホントに痛いのです。
お風呂とトイレは共同なのですが、ホントに合宿所みたいなところなのでいろんなところにトイレとお風呂の部屋が点在していて空いてる所を使うのですが、せっかくなのでバスタブのあるところを3回とも使わせて頂きましたよ。(Lausanneのホテルはシャワーだけだったのです)
Davosの気温は夜は-18度とか、わけのわからない温度だったのでバスタブに浸かれてよかった…と心底思いました。


↑お部屋は簡素ですが一人なら十分な広さ。


しかしこのホテル…勝手な想像ではありますが、昔はサナトリウムとかそんな感じの医療施設だったんじゃないかと思っています。なんか映画に出てきそうな感じの造りなんですよね。ええ、もちろんジャンルはホラーで。

私の部屋はメインの建物の奥にある扉を開けて、そこから延びるながーい廊下の突き当たりにありました。



↑その廊下に続く扉。なんだか…(隔離病棟みたい)

一度、夜中にトイレに行こうと思って扉を開けたら、この廊下の一番奥の扉の前に男の人が扉に張り付くようにして立っていました。ただ立っているだけじゃなくて張り付くように。しかも扉の方を向いているのではなくこちらを向いて。…そっと自分の部屋のドアを閉めてベッドに戻りました…。



↑サロンとかもあるんですが人がいないので昼間でもしん…としています。
(人がいないのはスキー客ばかりだから外出しているせい)

そんなホテルをチェックアウトし(チェックアウトもなかなか係りの人が現れなくて他の宿泊者たちと一緒にすったもんだしていました)て、次の目的地であるLuzernへ。

↑駅の窓口で「○○へ行きたいんですけど」と聞くと便利な乗り換え案内を渡してくれます。
時刻はもちろん、駅のホームの番号まで書いてあるので超便利!

↑さらばDavos Platz!また来年よろしく!

雪景色の中電車はひた走ります。



↑DavosからLuzernへはこの駅で乗り換えです。

他のところでも散々寒々しい風景を見てきていましたが、やっぱりこれを見るとホント、マジさみぃな!と実感します。

↑かなり広めの湖なのに凍ってる!!!


↑むしろずっと雪原っぽく見えていたので最初湖だとは気づかなかったぐらいだったんですが、他の観光客の人が「湖凍ってるよ!」と言っていたのをきいてようやく把握。

↑確かに湖の端っこは凍ってない。

よくロシア辺りのスケート選手で「凍った湖で滑ったのが始めてのスケート体験」とか言ってたと気がするけど、凍った湖の上に乗るのって勇気いるよな…と思います。
確かにめっちゃ分厚くなる年もあるんだろうけど、この最後の写真みたいに端っこは凍ってないってことはその辺は薄い氷になってるわけで。そしたら乗ったら割れるわけで。割れたらドボンなわけで。
どうやって乗っていいかどうか図るのかな…?

そんなこんなでLuzernに到着。



駅でトイレに行こうと思ったら有料のところしか見つけられず、泣く泣くお金を払ってトイレへ。
お金を取るだけあってご立派なトイレだこと!と、言うわけでトイレの写真撮ってきました。



いや、そんなに時間があるわけでもなかったので長々とトイレには滞在しませんでしたけどね。

Luzernでは近々なにやらフェスティバルが催される予定だったらしく、駅や街にも飾り物が飾られていました。
それが全部不気味な感じの怪獣だったりしてたんですけど、なんかそういう系統(ハロウィン的な?)フェスティバルだったんでしょうかね…。






Luzernはもちろん初めて訪れた街だったのですが、実は子供の頃からLuzernという都市の名前は父親からたびたび聞かされていました。
それは父が大学生だった頃、バックパッカーとしてアジア~ヨーロッパ~アフリカを旅していた時の思い出話でした。
インドからヒッチハイクをしてローマにやってきた父は(インドからいきなりではない。トルコとかいろんなところ経由ですが)、今まで暑いところにばかり滞在していたので「そうだ、雪山にいこう」と思い立ちマッターホルンに行こうとしたそうです。
ローマからスイス方面に向かう車に乗せてもらい、降りた街がここ、Luzern。
Luzernからは電車で移動しようとしたそうですが、もう夜も遅いのでとりあえずLuzernに泊まって、翌日から行動しようと思い、Luzernで宿を探したそうです。
そこで普通に見つけた安宿に入ってびっくり。なんと宿泊費が1泊$10!!!!
いやいや、今の感覚で考えたらめっちゃ安宿ですやんと思いますが、当時はドル高でしたし、今と貨幣価値が違いますので(およそ50年ほど前です…)やっぱり安くはないんだろうなとは思いますが。
比較するとわかりやすいので説明しますと、当時うちの父が他の国で泊まっていたホテル(全部安宿)が1泊大体$1だったそうなので、同じレベルの宿でもスイスは10倍の価格だったとのこと。
あまりの価格の違いに恐れおののき、翌日早々にLuzernを出発し節約のためにアフリカに渡ったという話でした…。
そんなこんなで、父が唯一訪れたことのあるスイスの年がLuzernだったのですが、何もせずに帰ってきてしまったので今でもちょっと心残りなんだとか。

そんなわけで余談が長くなりましたが私が代わって観光します。


↑Luzern駅前。中世のカヲリ漂う街の始まりですわ。


↑そしてLuzernの象徴と言えばこれ!カペルブリュッケ(カペル橋)。
この橋を渡った先に旧市街があります。

↑橋の天井にはいろんな絵が展示してありましたよ。

ちなみにカペル橋の中腹にお土産さんがあるのでついついそこで色々Luzernグッズを買ってしまいたくなるのですけど要注意!街の中にあるお土産屋さんの倍以上のお値段です!



↑橋を渡りきるとそこは旧市街の入り口です。


↑旧市街は城壁に囲まれているそうなのですが、坂をがーーーっと上っていくとそれがチラホラ見れます。


城壁なのか建物の一部なのかよくわかりませんがな。



Luzernに行った日は日曜日だったのであいにく閉まっているお店が多かったのですがディスプレイだけでもなかなか面白かったです。っていうか、不気味で怖い(笑)
これは本屋さんだと思うんだけど何でこんなディスプレイなのか…。


ちなみにこの日も激寒だったので当然噴水は凍ってるんだよ!
凍った噴水って爆発したりしないのかなぁ…。

旧市街をぶらぶらした後、Luzernの見所の一つだと言うライオン記念碑に向かうことにしました。

↑ツインタワーのホーフ教会。

↑なんだっけな?スイス的な建築物とか何とか?

ライオン記念碑までもうすぐというところの路地の壁に何故かVict●rの犬のような絵が…。
寂しげです。


↑目的地、ライオン記念碑に到着。もっと小さいものを想像していたけど以外に巨大でびっくりしました。
大きさ比較は記念碑の前にいる人間をご参考に。

ちなみにライオン記念碑の前は本当は池です。
凍っているため大人でも余裕で記念碑の前まで歩いて行けるようですが私はさすがにちょっとご遠慮つかまつる!と、言うわけで池の前から写真撮っただけでした。
http://www.luzern-switzerland.info/luzern-guide/luzern-lion.html 
ここのサイトに凍り張ってない状態のライオン記念碑の写真が載ってました。


慌しくもLuzern観光を堪能し、この日お世話になる友人宅へ。
スイスの一般家庭の家にお邪魔するのはもちろん初めてだったので貴重な体験をさせて頂きました。
ご家族の皆さんも本当に明るくて素敵なご家庭でした。お世話になりました!


そしてここにきてようやく念願のラクレットにありつけました!
家庭用ラクレットホットプレートで手軽にかんたん本格ラクレット
日本でももうちょっと小さいサイズ(2人用?)が売っているそうなのでお金に余裕が出たらぜひゲットしたい!

美味しいご飯も頂いて、スイス最後の夜を楽しく過ごさせて頂きました。