La raison pourquoi je vais pour le voyage

旅行とフィギュアスケートの観戦&鑑賞記録

Art On Ice@Zurich Hallenstudion 2

オープニングが終わって、トップバッターはFlorent Amodio。
Emily Bearちゃんが奏でるSummer Timeでしっとり滑り出したかと思うと途中からはヴォーカルが加わってノリノリのMess Aroundに。
初日でまだ客席が全然ノれてない状態だったんだけど、アモがいっぱい客煽りをしてくれてあっためてくれました。



ミュージシャンたちとハイタッチをしてアモが退場すると、お次は今回の前半組メインゲストミュージシャンであるEmily Bearちゃんの紹介。
まだ若干10才!しかも5才でピアノを弾き始めたということですのでまだピアノを初めてたったの5年!しかもクラシックだけじゃなくジャズももちろん演奏できて、さらに作曲もするんだそうです。天才ですな…。
スクリーンで今までの経歴が表示されるのですが、ホワイトハウスで演奏したり、大物ミュージシャンと共演したりと華々しいことこの上なくてクラクラしますわ。

そしてしっとりとしたEmily Bearちゃんの演奏に合わせて次に登場したのがAljona Savchenko&Robin Szolkowy。アリロビがもうこんな早々と登場です。
やっぱりちょっと今アリロビを見るとアリョーナのケガの具合が気になってしまって、うっとりと見とれる…というわけには行きませんでした。しっとりした曲だからというのもあるだろうけど、やっぱりスロージャンプはいつもの勢いがない感じかな。それも着氷大丈夫かな…とかドキドキしながら見ることになっちゃいました。



ここで一旦Emily Bearちゃんが退場し、ステージ場では天井から釣り下げられた状態で情けないカッコのスパイダーマンが…。司会のThomasがスパイダーマンに扮して何やらやってるんですけどドイツ語なんで当然さっぱり分からず。
そうこうしているうちにステージ上に登場したのがダンサーのGev Manoukian。顔だけロボコップみたいな銀色のつなぎでロボット的な動きで登場。ステージ上からそのままリンクINしようとしたのですがエッジカバーが付いたままでズドンと無様に転落。
しかしエッジカバーを外してリンクの真ん中に移動するとそこからの動きはすごかった。(いや、リンクの真ん中に移動するまでの動きも変だったけど)
しかしなかなか文章で説明しづらい動きなので割愛。いわゆるブレイクダンスってやつ?うねうねした気持ち悪い(笑)動きで笑いを誘っていました。

そしてその後ステージ上の壁が古代っぽい背景にかわり、古代の戦士に扮したダンサーさんたちが登場。
氷上にはIsabelle Delobel&Olivier Schoenfelderが。上海のArt On Iceで見せてくれたプログラムでした。
鎖につながれた奴隷が戦いによって自由を得るというような感じのストーリーの重厚なプロで、剣とかの小道具を使ってのダンスです。
…今回のArt On Iceは実は初見のプロが少なかったのがちょっとだけ残念なところ…。
いや、みんながコラボはもちろん新プロなんだから贅沢言うなっていう話なんですけどね。

次のプログラムからはゲストシンガーのDionne Bromfieldがステージに登場。コラボのトップバッターは安藤美姫!上半身が黒いレザー?でしたがちょっとだけ長めの丈の衣装(’もちろんスリット入り)でキュート&セクシーでした。プログラムもキュートな笑顔前回で投げキスもあったりして全体的に可愛い感じ。Dionnaの歌声はパワフルなんだけど、ノリ的にはこちらも可愛い。



続けてコラボったのはAnna Cappellini&Luca Lanotte。
可愛いプロだったのですが、スクリーンに映されている映像がマジIKEMENすぎてそっちに目がいってしまっていました(笑)

そしてアナ・ルカ組が滑り終わると、司会の二人が「記念写真を撮る!」とか言い出してステージ上のDionnaの前にアナ・ルカ組が座り、なぜかそこに黒づくめ衣装とサングラスのマックスが加わって写真撮影。しかし1・2・3の合図でカメラの前に飛び出した司会のThomas。写っている写真はThomasのアップ…というコントから、Tatiana Volosozher&Maxim Trankovの演技がスタート。
小さいトランクを持った超イイ女と、その女に一目惚れした惚れっぽい男のアバンチュール、みたいな小洒落プロ。特にターニャの衣装が美しくてすっごい素敵だった!そしてマックスは物凄くシンプルな衣装だったけど、その分超足が長いのが目立ってかっこよす。



惚れっぽいマックス(役の上で、ね)はステージ上で歌っているDionnaにもコナをかけてターニャに連れ戻されたりします(笑)コミカルで可愛くて大好きなプロになりました。

ここでDionnaが退場し、ステージ上にはセクシーなダンサーたちが!
そして登場するのはSarah Meier!衣装に小道具がいっぱい付いている”Not Myself Tonight”でした。
このプログラムは途中で肩についているモフモフを取り外してお尻にくっつけた挙句リンク脇にいるメンズ(一人のときもありますが)に誘惑するかのように手渡しするプロですが、Zurich公演ではダンサーさん+もっさい男性(仕込み)が選手入場口に集まってもっさい男性が弄ばれていました(笑)


そしてサラちゃんがはけると、ドイツ語の低い声でアナウンスが。何言ってるかわからないのがとっても残念なんですが。
「MY BODY IS A CAGE, Stephane Lambiel」というアナウンスで動くステージのライトが付き、そこにまるでCAGEに見えるスポットライトが当たります。そのCAGEの中にはStephane Lambiel



Rhonda Dorseyの重く響く歌声と再び登場したEmily Bearちゃんの演奏に合わせて滑るプログラム。
もちろん初見の段階ではプログラムのコンセプトなども聞いていないのでどういうつもりで作ったのかさっぱりわかりませんでしたが、暗く、重くて物凄く孤独感漂うプログラムだってことは感じました。しかも救いがない感じ。
初日の私の席からはステージパフォーマンスがほとんど見えませんでしたが、ショート正面に座っていた友人に後でビデオを見せてもらったら全然印象が違うプログラムになっていました。やっぱりArt On Iceはショートで1回は見ないと。照明やステージパフォーマンスを含めた総合演出がより一層プログラムの世界を広げていて、滑りだけでも美しいく、力強く、そして苦しく淋しいプログラムでしたが、照明などが加わることによってさらにストーリーが広がる感じがしました。

みきちゃんとのインタビュー内でプログラムと衣装のコンセプトなどについて語っていましたが、流石に初見ではネット社会がどうこういう部分はわかりませんでした。衣装にコードがついているのはわかったけど。
でも、コンセプトは理解できても、なんで今、ステファンがこのプログラムを選んだのか、そこを聞いてみたいと思いました。ネット社会云々言ってますが、だからと言って別にコンピューター大嫌いで触りませんとかいうわけじゃないし、自分だってYoutubeでいろいろチェックしたりfacebookだって活用してたりするのに。最初に曲から入って「あ、これいけるな」と思ってからコンセプトを考えたのか、コンセプトを決めてから曲を決めたのか、そういうのちゃんと聞いてみたいなと思いました。
(いや、ちゃんと聞いたところで理解できないかもしれませんが。そして聞いてもすぐ忘れるのがイタイ!2つのBMTLの違いとか聞いたのにすぐ忘れた!バカすぎ!)


第一部ラストはスウェーデンのシンクロチーム、Team Surprise。映画「ムーラン・ルージュ」からの編曲で見事なシンクロ技を見せてくれました。
でもスミマセン、ロクサーヌぐらいまではちょっとステファンの余韻に引き摺られすぎててあんまり集中して見ていられませんでした。
でもラストのフレンチカンカン?のスピード感は凄いなと思いました。衣装もカラフルで可愛かった!

そしてここで20分間の休憩です!