La raison pourquoi je vais pour le voyage

旅行とフィギュアスケートの観戦&鑑賞記録

Art On Ice@Zurich Hallenstudion 3

20分間の休憩を挟んで、いよいよ第2部のスタートです。
と、その前に休憩時間についての話を一つ。
日本で開催されるショーで一番困るのが休憩時間内にトイレに行って、時間内に戻って来れない!なんて経験をしたことがないでしょうか。私はあります。いや、実際問題戻って来れなかったことはあんまりないんですが、やっぱりギリギリになってしまって超焦ります。特に新横浜スケートセンターなみはやドームは。
もちろんスイスだって皆さん休憩時間にトイレに行くし、やっぱり女子トイレに関しては長蛇の列になります。
でもなぜかめちゃめちゃサクサク列が進むのでトイレに行ってオヤツを買って食べても余裕で席に戻れます。
なんなんでしょうね?この違いは。書き出しておいてなんですが、別にオチはありません。疑問に思っているというだけです。誰か理由がわかる人、教えてください。
トイレ自体はそこまでいろんな場所に点在している感じでもないんですが。大きなトイレが1階にあって、後は個室が6戸ぐらいしかないトイレが2箇所ぐらい?
何となくですが、回転の速度も早い気がします。日本のみんながトイレでのんびりしすぎなのかなぁ?日本のトイレ、快適ですしね。(いや、アイスリンクのトイレは別に快適ではないですが)

それはさておき、第2部のスタートは何故か水中が舞台に。一体どういう流れでそうなったのか。誰か説明してください!(またか)
とにかく、司会の二人がステージいるとそこが一気にぶくぶく~っと水の中に。(いや、バックのスクリーンがそういう映像になるだけで別に水浸しになるわけではないですが)
ステージがすっかり水で覆われると、そこに上から飛び込む女性が!(これもエアリアルっていうのかな?2部が始まる前からずっと空中でスタンバイしてます)
水しぶきを上げて飛び込んだあと、浮力に身を任せた感じで揺蕩う女性。でもこれ、正直言ってちょっと水死たryに見えるんですが。だからどういう演出なんだ。
そこにバルーンで出来たお魚がゆらりゆらりと近づいてきます。このお魚、多分ガス+プロペラ(リモコン付き)で動いてるんだと思うんですが、うまくコントロール出来てスゲーな!と感心していました。
しかし実は……私は水族館が大の苦手で、暗い水の中と大きな魚(リュウグウノツカイとか、マンボウとかエイとか)が子供の頃からとても怖くてたまらなかったので、この演出は幻想的で美しいと思うけど何となく毎回じんわりと緊張してしまっていたのでした…。

そんなオープニングの次、第2部の演技トップはElena Ilinykh & Nikita Katsalapov!ミュージシャンはTinkaBelle!
エレーナはまたもう動きによってはパンイチに見えるんじゃないかっつーセクシーな黒いドレスで、もうおばちゃんドキドキしちゃってたまらんよ!でも露出が無くても十分セクシーだよ!

しかしこの動画を見てお分かりになるかと思いますが、私、本当にエレーナばっかり見ていたので正直言ってニキータが何やってたのかとかさっぱりわからなかったんですが。多分曲の初め、エレーナがステージに座ってる間にはニキータが踊ったりしてたんですよね?多分(汗
色っぽさ満点のエレーナですが、やっぱりなんだかんだ言って若さあふれる溌剌とした色気だなぁと演技を見て思ってました。ちょっとけだるい感じの曲調なんだけど、頽廃ムード漂うって感じじゃないんだよね。

引き続きTinkaBelleとコラボするのはEmanuel Sandhu。カウボーイ姿での登場です。
っていうか、TinkaBelleの曲のジャンルってどういうジャンルなの?カントリー?オープニングのアナ&ルカもカウガール&カウボーイでしたけど。POPSなのかもしれないけど何となくちょっと古めかしい感じ?
…正直言って、AOIでのエマはちょっと私の中で印象が薄いというか…。プログラムもこれとオープニングしかなかったので、なんか出番少ないし、プログラム自体ちょっと薄い感じ…。
このプロはこのプロでコミカルで楽しいプロだったし、相変わらずの超絶美しいイーグルが見れたりしてよかったんですけど、もっとネットリ風味のエマが見たいなと思ってしまったのでした。(Davosで無事に見れました)

TinkaBelleが退場し、変わってステージに現れたのはひとりの黒い衣装に身を包んだバレリーナ
そう、安藤美姫の「Black Swan」です。
これもまた正面で見たかったプロ。結局一度も正面から見れなかったからバレリーナとみきちゃんのシンクロとか色々きっと見逃してる!
このプログラムはもちろん日本でなんども見たプログラムでしたが、こうしてこのプログラムのための特別な演出がされていたりするとやっぱり印象というか迫力が違うな~と思いました。とはいえ、DOIで一番最初に見た時の衝撃も忘れられないけど。
最後のストレートラインステップで、スクリーンがバレエの劇場(オペラ座とか?)の天井の写真になるんですが(それまでは真っ暗だったかなぁ?その前でバレリーナが一人であったり演出家と一緒だったりで練習している)、今までの葛藤や苦悩を乗り越えて、華やかで力強いステップを踏んでフィニッシュに向かう姿が本当に素敵でした。もちろんスイスのお客さんたちも大拍手!みきちゃんの演技を見て泣いたという人もいたぐらいでした。

みきちゃんのバレエの世界にどっぷり浸った後に、ステージ上ではダンサーたちのレッスン風景が。
そこに現れるGev Manouikian。
Emily Bearちゃんとのコラボで今度は氷上ではなくステージ上でブレイク・ダンス。

その後はまたガラッと変わってTatiana Volosozhar&Maksim TrankovのSuper Mario!
ユーロの時から振り付けが変わったんでしたっけ?
マックスの衣装がマリオ柄になって足り、よりいっそうオタクさ加減がアップしてた楽しいプログラムでした。
しかし二人の美貌隠し半端ねーな…(笑)
どこの公演だったか忘れちゃったけど、最後に脱ぐマックスのシャツが途中ではだけてボロボロになっちゃってた時がありました。後ろをマジックテープで止めてるだけだからちょっと引っかかるとすぐネタバレ危険に(笑)

そしてここからが今年のArt On IceメインアーティストのMick Hucknallの出番。
正直、洋楽に全く造詣が深くないのでSimply Redのヴォーカルと聞いてもハテ?って感じだったんですが、曲を聴いたらさすがに知ってる曲ばかりでした。(もちろん知らない曲もあったけど)
しかし、う~ん…今回他のコラボで登場したDionne BromfieldちゃんもRhonda Dorseyさんもパワフルな歌声の歌姫だったのに対して爽やかヴォイスのMickさんは正直物足りない感じ…。
でも初日にお隣に座った方はMickさんのファンだったらしく、Mickさんが出てきてからはずーっとステージに釘付けでした。他の日もやっぱりそういう方が多数いて、やっぱり一世を風靡した歌手っていうのは凄いね!と思いました。

Mickさんとの最初のコラボはIsabelle Delobel&Olivier Schoenfelder
大人の二人の色っぽいダンスが一番このコラボに合っていた気がします。
レストランに現れた美男美女のカップルのストーリーで、最初にテーブルと椅子が出てきたりするんですが、その椅子を小道具にしてしっとりとした雰囲気の素敵なプログラムを見せてくれました。二人とも衣装がまた素敵だったし!

お次はさらっとSarah Meierちゃん。
実はさらっとしすぎてて記憶があまりない。
曲も聴いたことあるようなないような…という感じで、ノリは良かったけどまあそんだけ…。
どうでもいいけどサラちゃんはつなぎの衣装が好きなのね。確かに彼女の場合はスカートよりもつなぎの方がスタイルが良く見える気がする。

Florent Amodioのコラボはとにかくアモの気の向くままに踊り狂い、ぽんぽんはじけるようにジャンプを飛ぶプロでした。回によってはジャンプがアレ?となる時もあったけど、アモが元気に滑ると会場も盛り上がるので楽しめました。
個人的にはMess Aroundを何度も見ているのでこっちのプロの方が新鮮に見れたんだけど、アモ的にはちょっと曲がお気に召さなかったみたい。まあ若い子ですからねー。

エアリアルのEkaterina Chesna&Alexander Chesnaですが、今回のコラボで一番残念だったのがこの組み合わせでした。だって何度も見てるプログラムの曲だけが違うバージョンなんだもん。脳内では勝手にAve Mariaが再生されてるよ!しかももちろんだけど曲と演技が合ってないし!
演技は同じでもせめて衣装を変えるとか、それぐらいの工夫はあってほしかったな。

トリ前はAljona Savchenko&Robin Szolkowy
曲は私でも「聴いたことある」程度じゃなく「(サビなら)歌える」ぐらい有名な曲。(しかしタイトルわからず)
Mickさんも「歌って!」と客席をあおってましたので、隣のおばちゃんはとっても大声で歌っていました。
今回アリロビは2プロともしっとり目でしたね。
しかし選手入場口近くに座っていた私はアリロビよりも近くで待機しているステファンが気になってしょうがなかったのであまり覚えてないのよ…。

そしてトリを務めるのはもちろんStéphane Lambiel。
これだけはタイトルを確認しているのでSomething Got Me Startedだとわかってます。
まあまず驚いたのはその衣装ですよ。きらびやかですよ。そしてゼブラですよ!
でも良く見るとゼブラ自体が描いてあるわけではなく、白黒でゼブラっぽく見える模様が描いてある訳で。
アリロビがはける前にす~っと選手入場口からリンク中央付近に移動して結構いきなりスポットライト浴びて「ジャーン」と現れるので撮影のタイミングがなかなかうまく計れず。
ノリのいい曲なのでノリノリで滑っていましたが、見てると疲れました。なぜなら屈伸運動多いな!って感じだったから(笑)足腰強くないと滑れないよ…(←アスリートに何を言うか)
軽やかに楽しく、ショーを明るい気分で終わらせてくれました。



と、言ってもまだフィナーレがあるから終わりじゃないんですけどね。
フィナーレはMickさんが動くステージに乗って真ん中に。
そのMickさんを囲むようにみんなで円になって踊ります。…ステファンの位置が遠いわ…。
まあでも皆さん黒っぽい衣装に統一ぎみになっているのにステファンあの金の衣装なので目立ちます(笑)
ちなみにこのフィナーレ、Team Surpriseがいるからわかりづらいですが、ステファン以外はみんなペアになって踊っているのにステファンだけが一人ぼっちで踊ってます。寂しいね…。(いや、一人でもノリノリですが)

↓改めて見たけど相当酷いブレ&ピント合ってないので見る場合には注意が必要!


ステージ前で待機している(他の人が個人技を見せている)ところではたいていエレーナ&ニキータがステファンの隣だったりしたんですが、ステファンとエレーナがノリノリでおんなじダンスをやり始めてニキータがそれに付き合う…という感じのときが多かった気がしました(笑)エレーナは本当に可愛いな!
ラストの周回ではEmily Bearちゃんをお姫様抱っこしてぐーるぐる!
その後さらにステファンは毎回クワドに挑戦!お手つきだったりしたこともあったけどZurich公演では割と高確率で飛べてました。

そんな感じでAOI Zurich公演は終了。
帰りにロビーで配られていたサラちゃんパッケージのAOIチョコレートを頂いて帰ってきました。

ホントは公演ごとの小ネタがあったから書いていこうと思っていたけどあまりにもこの観想を放置しすぎていた期間が長すぎてすっかり忘れてしまいました。スンマセン。